2000 JAPAN CYCLE SHOW   〜 etc. 〜
今回のショーで一番印象に残ったのは、なんといってもあの’ソニー’の出展でした。

今まで自転車業界に一切関係が無かったソニーが、ひそかに自転車を試作していたとは。
しかも、自社の強みを生かした、”リチウムイオンバッテリー”による電動アシストバイクでの
参入とは、その戦略もさすが。
あくまで参考出展とのことで、カタログ等の情報提供が一切無く、口頭の説明のみでしたが、
展示された試作品はどれも、かなり完成度が高そうでした。
しかし、ソニーの業界参入は、よく考えてみるとそれほど不自然なことでは無いのかもしれません。
家電分野での最大のライバル、松下電器産業は早くから自転車に参入し、自転車事業部を置き、
関連会社のナショナル自転車工業で生産しています。
その背景は、松下電器の創業時、自転車用のランプを開発して会社が成長したことにあるようで、
”Panasonic”というブランド名も、もともと自転車事業部が使っていたものだそうです。
このところ、生命保険・証券・ゲーム・インターネットに続き、通信事業者・銀行にも参入したソニーが、
21世紀のエコ・ビークル自転車に着目しても不思議では無いような気もするのです。

さて、他メーカーのトレンドでは、電動アシストと折りたたみ自転車が多く見られました。
折りたたみでは、BMWが折りたたみ自転車を開発し、ロードスターの助手席に載せて、
「クルマ+自転車」の遊びを提唱していました。
自動車関連の人たちが、自転車で遊ぶようになってきたことを、最近雑誌等でよく読みます。
モータージャーナリストの巨匠、徳大寺有恒氏も、BicicleClubに「自動車オヤジの自転車熱愛記」を
連載中のやはりモータージャーナリスト吉田匠氏の影響で自転車をはじめようといているらしい。
なんでも、「自動車の10倍おもしろい」とすすめられたとか。
こんなところから、自転車愛好家が増えてくれば、すそ野も広がってくるかもしれませんね。
寄稿 オリオン@長谷川  掲載日 2000.11.19
SONYは、”Entertainnment Vehicle”の名で展示。
初めての作品なのに、電動アシスト&折りたたみ&2輪駆動と
高機能。
前輪のハブにモーターが組み込まれ、なんと下りでは充電する。
バッテリーの持ちですが、担当者に聞いたところ
「テストでは平地で100km走った」そう。さすがスタミナのソニー?
発売予定は「今のところは、未定」。
実売されればブレーク間違い無しでしょう。
HONDAはラクーンの折りたたみを発表。
こちらのバッテリーは、連続走行16kmです。
↑BMWはZ3の助手席に折りたたみバイクを載せて展示。
↓折りたたんだ状態。約1分弱でこの状態になりました。
GIANTの折りたたみです。ドロップハンドル車では唯一でした。
OAKLEYのブースでは、アームストロングがツールで使用した
アイウェアが、全米ベストセラーとなった癌との闘病手記と一緒に、
鍵つきのケースに大事そうに展示されていました。